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花火ノート

オタク女の独りアーカイブ

あなたも浪費してる? 劇団雌猫「悪友 vol.1」

浪費。まんがは結構買うけれど、それは子どものころから変わらない。ゲームは昔ほど遊ばなくなったし。でも、全然まんがを読まない人から見たら、持ってるように見えるかも。ゲームは一番高い限定版を買ったりする。そこから派生したイベントにいったり。お金は減るけど楽しいぞ。うーん、浪費とは。

 

「インターネットもぐもぐ」さんが好きで、ブログを拝見していたら「浪費」をテーマ同人誌だしますと告知があって、通販開始を楽しみにしていました。が、Twitterをやっていないのでこまめに確認はしていたものの、開始の告知に気が付いたときには売り切れていました。その後、再度申込期間を作ってもらえたので、早速申し込んで、先日届きました。

目次を見ただけで戦闘力の高さが伺える。みなぎっている!

浪費って何に対しても出来るものだな、と改めて実感する。特定の人物や作品へ愛を注いでいる人もいれば、いろんなものに浪費している人もいて、幅広く網羅している。ジャニーズの話から老後の資金の算出に変わっていったのは笑ってしまった。いやすごく大切な話ですが。特定の話をしていても、他にも浪費必至の趣味をいくつも持っていたりでパワフルだ。あんスタの方の「課金マウンティング」を見て震えがくるものの、同人誌を作っている話には胸がキュンとした。

似たような世界を追っているようで、それぞれ全然違う。そんなの当たり前だろう? って思うけど、やっぱりお金がガッツリ絡むリアルな体験談は共通して生々しい。そこには羨望も称賛も嫌悪もなかった。ただ、ひたすら「ひょえーすごいなあ!」ってもりもり読み進めた。人様の懐事情をのぞかせてもらうのは楽しい。お金の使い方は千差万別だなあ。ガンガン使う人もいれば、上限を決めている人もいた。そんなに悲観的ではない。中には飽きてしまった人もいたが、すでに別の対象物を追いかけている。娯楽はそこかしこに溢れている。

 

巻末にはアンケート結果の「浪費事情」やサークルメンバーさんの対談もあり、読み応え十分。載せきれなかった分はインターネットもぐもぐさんにも紹介されているので、合わせて読むと、より楽しい。紙媒体とネットの合わせ技大好き。「悪友」では紹介されていない、洋服や美容、カメラや自転車、食品に聖地巡礼……あらゆる「浪費」が掲載されていて、欲望の果てしなさを感じずにはいられない。

mogmog.hateblo.jp

どのケースも楽しく読みましたが、特に「市川海老蔵で消費する女」が良かったです。知らない世界を少し覗かせてもらった気分。私も見に行ってみたいなと何だかワクワクしてきました。あとバレエも行ってみたくなった。浪費は「今しかできないこと」と割り切り、現場(ってジャニーズ用語じゃなかったのか)の一期一会な世界へ飛び込んだり、同人誌を製作したり、2次元でも2・5次元でも3次元でも、どんと来い。浪費するってのは快楽と高揚感、あと少しのほろ苦さ。登場した人たちは、みんなイキイキしている。私自身もそこそこ浪費していると思っているので、身に沁みるエピソードが幾つもありました。はあー。

すっかりオープンワールドになったインターネットで語りにくい話題をこっそりをまとめるには、同人誌がぴったりなのかもしれない。タイトルはvol.1になっているので、今後も期待していいのかな。楽しみに待っています。面白かった!