花火ノート

オタク女の独りアーカイブ

「バック・トゥ・ザ・ホーム」を見に行ってきた

「舞台下天の華」で秀吉役だった高橋良輔さんが出演する舞台「バック・トゥ・ザ・ホーム」を見に行ってきました。川本成さん主宰「時速246億」のお芝居。川本さんってどんな方?検索けんさく……。

 

あ……「あさりど」だあああああああああああ!

 

「え?ウキウキ Watchingの?」と即座に閃いたあなた、私と握手しよう~同世代ですね! 物心ついた時のいいとも青年隊は彼らでした。今は小劇場でご活躍みたいで、まさかのあさりど(の片方)初体験!? と雪の降る東京へ向かいました。そう、私がチケットを取った24日の東京は11月としては54年ぶりの初雪だったのです。寒かった!

 

会場の赤坂レッドシアターは小さな劇場。左側に映っている扉から階段を下りて、地下へ向かいます。階段を下りるとスタッフの方がもぎりをしている。その後ろでグッズを売っている。ロビー?は4畳半くらいのスペースしかなく、さらに階段や客席へ向かう通路にはたくさんのフラワースタンドや鉢植えが置かれている! 

200はない客席でさらに後方の通路には小さな補助席もあり、平日の昼間だというのに超満員。8割くらいは女性でしたが、男性もちらほら。アナウンスで「最前列の方は演出上、何かが飛んでくる場合がありますので、ビニールシートをお使いください」的な注意が流れ少し笑いが起きたりする。スターウォーズの曲が流れる中、のんびりと静かに開演を待ちます。

 

 

 

「バック・トゥ・ザ・ホーム」の役名はキャストの名前をそのまま使用しています。

 

自殺を試みる青年・和田を一緒に酒でも飲もうと引き留める、川本。飲みすぎて気が付けば火星へと向かう宇宙船の中。果たして、地球へ帰ることができるのでしょうか?

 

舞台が始まり、和田さんイケメンだなとうっとり見ていたら一番最初のギャグでとなりの人が爆笑していて、え? もう!? と内心焦りました。雰囲気的に初見ではなかったみたいだったので、ストーリーを把握しているのかもしれない、と思うくらい瞬発で笑っている。さらに、登場した高橋さんが金髪ガングロのチャラ男……今時こんな人いるのか?(と、セリフでも言っていましたが)。座談会の記事(下にリンクあり)や先行で公開されていたポストカードの写真のイメージで固まっていたので若干引いてしまいました。公開されたビジュアルのまま舞台に立つ2.5次元に毒されているよね。作品にもよるけど一般舞台はパンフと衣装はべつのことも多いもんね……。宇宙人役の平子さんの姿もびっくりしつつ。楽しく見つつも、少し気持ちが乗り切れないでいた。地球へ向かう銀河鉄道に乗り損ね、さらにその惑星に置き去りにされていた日本人・野田が登場する。彼はそこで2年間を過ごしていたというが、宇宙船のコンピューターの計算によると地球時間で20年経過していると判明する。ここで1996年と2016年の出来事が会話で登場するんだけど、あるネタが大変ツボで爆笑してしまった。森君、5年しかいなかったんだね。鬼ヶ島のアイアム野田さんが私の中でかなりツボで、彼が登場したあたりでカチッと頭のスイッチが入ったような気がした。少しもやっとしていた気持ちもきれいさっぱり消え去って、目の前の話に没頭していった。

 

キャストが出揃い、ストーリーがどんどん進み始める。前半のギャグや言動、ちょっとした小物が後半でギミックや伏線であることが分かっていく快感もある! 下ネタもちょいちょいリズムよく挟まれますwチャラ男・高橋が己の特技を生かして問題を解決していくところや、自殺のことばかり考えていた和田の心の変化、見た目が変化してしまう小野坂など、細かなところにまで行き届いている。みんなで一つのカップラーメンを食べるところとか、すごく笑ったんだけど、すごく好きなシーン。どのキャラもひと癖ありながらも、憎めない。無駄なシーンもセリフもなくて滑舌が悪いのもその場限りにせず、人に伝染していく形で使っていたし、スターウォーズネタも多くて面白かった。6人の友情がはぐくまれて、ストーリーもギャグもどんどん加速して、劇場そのものが一つの宇宙なんじゃないかって一体感があった。

 

クライマックスはハラハラどきどき、「やっちまったな!」って爆笑のオチ……か~ら~の~、パラパラでのカテコで一瞬びっくりしつつもキャスト全員で踊る姿にちょっと感動しつつ手拍子しました。最後まで気が抜けなくて楽しかった~。ダブルカテコまでしっかりあって、サービス満点のお芝居でした。ここで小野坂さんの本領発揮でしたね。私、小野坂さんのことかなり苦手だったのですが(過去の言動で)、完全に払しょくされました。でも、もう新聞の全国面には載らないでください! 帰りもロビーがごった返していて、アンケートも書いて来られなかったので、ブログに感想を書きました。私が見た日は昼夜ともに撮影日だったので(座った席の後ろにカメラがあったが、途中から完全に失念していた)、別の日や明日の千秋楽はぶっ飛んでいるのかもしれないですね。いや、撮影しているとは思えないくらいの面白さ(ネタ的にも)だったのですが、日替わりアドリブシーンとかあったのかな。終演後、会場内でスターウォーズのラストに流れる曲がかかってたよね?開演前には流れていなかったので、密かに感動と余韻を感じていました。生でもう一回見たいなと思える、本当に楽しい舞台でした! DVDはどうしようかな。

 

 

レポートとか座談会とか(自分用)

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