花火ノート

オタク女の独りアーカイブ

舞台「下天の華 夢灯り」を見てきた

完全ネタバレの感想です。 ネタバレを回避したい方は、ゲネプロの記事をどうぞ。

今回2か所も書いてくれたよ!! 写真も見られるよ!

人気ゲーム舞台の第二弾! 『下天の華 夢灯り』開幕-げきぴあ byチケットぴあ

舞台『下天の華 夢灯り』が開幕!小笠原健×久下恭平×長江崚行の熱演、ワンダースクリーン演出にも注目!スマートボーイズ 訂正したり追記したりしています(5/19)

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前作を見て感動して熱に浮かされて過ごし、夢灯りの公演が決定して嬉しさのあまり、チケットを3枚とった。役者さんたちのブログやツイッターに毎日かじりつき、特番のインターネット放送を見て、本当に楽しみにしていた。 でも、前回と違う部分がある。ほたると七介の役者さんが変わった。脚本・演出の方が変わった。ストーリーを補助してくれるオリキャラはいない。心のどこかで自分に合わなかったら? 面白くなかったら…? と不安がなかったわけではない。期待と不安を胸に、新宿またの名を安土に赴いたのだった。 心配やら不安は、幕が上がると一瞬にして吹っ飛んでいった。

 

夢灯りだーーーーーーーーーー!

今作は「本能寺の変」から始まる。全てを終わらせるために兄を討とうとする信行と、それらを乗り越えて行くほたると信長たちがえがかれる。初めから殺陣の応酬。はじめからクライマックス! ワンダースクリーンをとイリュージョンの演出があり、前作の映像を使ったキャラ・キャスト紹介ではなく、ゲームのオープニング曲「Amor」が流れる中、美しいホログラム映像に合わせてキャストが出てくるのだ。オープニングが終わるころにはすっかり虜になり、安土に身を置いたのだ。

ストーリーは半兵衛ルートを使った大団円、といったところでしょうか。夢灯りだもの、半兵衛の話は外せないよね。本編に絡んでいるのもあって、官兵衛のエピソードも使っています。夢灯りのストーリーをうまくまとめているなーなるほど! と思いながら見ました。前作は信長ルートで大団円っぽい終わり方だったのに対し、半兵衛ルートを通りつつ、官兵衛の好感度が高い状態での大団円という感じなので、両兵衛からの矢印を受けまくった状態のほたるはどうするんだろう?と若干心配になりつつ。笑。ゲームの大団円とは別の形に仕上がった、という感じですね。両兵衛がストーリーに係わる事情から、秀吉もよく出てきたかなと思います。羽柴一門が好きな私は心の中でむせび泣いていたね……佐吉も出てくるんだもの!! 3人で並ぶとカラフルだね! 両兵衛以外のキャラの個別のエピソードはほとんどありません(信長様はちょっとあります)。その辺りは、日替わりマルチシーンで見ることができます。蘭丸もあったら良かったですね。 オリキャラがいない分、キャラ達でギャグを入れていくことになったそうで、アドリブになっている箇所がありました。冒頭の宴席での秀吉の余興や鷹狩りにいく信長と家康、あと蘭丸。桔梗を訪ねてきた官兵衛へのお糸さんのセリフあたりかな?お糸さんのセリフは同じでした。全公演でどれほどの恋文が燃やされるのでしょうか…。家康と蘭丸がお客さんに声掛けしてきます…!! まさかの客いじりコーナー!! お糸さんと桔梗姫のシーンはゆりゆりしているので、ニヤリとしてしまいました。お二人とも可愛い。それ以外でもコミカルなシーンが多く、笑いが起きる場面が結構あります。シリアスなシーンとの対比になっていて楽しいです。あ、何度か出てくる盗賊兄弟はいます。某新喜劇のチンピラみたいだなと見てましたw

気になっていたほたるですが、ほたるでした。いや、なんて言ったらいいのかな。美咲さんのほたるは可愛くて初々しさが魅力でしたが、富田さんのほたるは可愛らしさを残しつつ、バリバリ戦って「安土の盾」としての姿がカッコいいんです! 殺陣が凄くて、これが……安土の守り神か!! と一人客席で悶えました。ちらちらと、太ももに目がいってしまいました!! すみません! 2回目を見に言ったときにほたると桔梗の写真を買いました。今回は七介の出番も多く、蘭丸がらみも多かったですね。村田さんがかっこよくて、段差を飛び降りる時に袴がひらりとするのがまたね!! どこ見てんだよって感じですが!!  変化の演出が全然違うものになっており、何と! 桔梗がほたるに舞台上で変化します! 着物の下に装束を身に着けているのです。最初に舞台上に変化するときは桔梗が野犬のかげに隠れたと思ったら、ほたるになってパッと出てきたので、あれ?同じ人なんだけど、どうやったんだ? と頭の中にはてなが飛び交いましたが、そのあとの変化で目の前で変わるんですよ!! イリュゥゥゥージョン!!! びっくりだよ!! ほたるから桔梗へは時間がかかるみたいで、その間はうしろ姿のみでお糸役の角島さんが演じていました(着物が透けてみえた)。

今回から加わった両兵衛ですが、写真では見ていたものの動いたらどんなものだろう? と楽しみにしていたのですが、違和感なく見ることができました。官兵衛役の久下さんを特番などで見て、のんびりした優しい話し方だったので、この人が官兵衛を演じているギャップに萌えてしまいました。ぎゃー! しかも、ゲームのシーンを再現していく官兵衛……押し倒すは触るは抱きしめるわ……きええええ! ゲームと違って動きがあるのがまた……!!!!!!!!! ゲームだととにかく落ち着いて大胆なことを話すイメージですが、こちらは舞台なので結構大声になっていますが、それでも官兵衛だな~と思えるからスゴイ。

そして、半兵衛ですよ。 スゴイね……演じてる長江さん17歳だって! 仕草から表情まで、半兵衛でした!!!もーちょっとした時にニコって笑ったり、指先の細やかさまでどこをとっても半兵衛でした。見た目はイメージ通りだけど、動いたら結構違うかも? と、実はそんなに期待はしていなかったというか……ごめんなさい!! 写真買いました!(2回目)殺陣がすごくて「忍び」としての半兵衛を見ることができたのも感動。足技が多めの迫力ある殺陣で、ほたるとの対戦は見ごたえがありました。夢灯りで外すことができないエピソードといえば、半兵衛ルートのみで見られる特別な変化。これを舞台上で再現していたことに驚きでした。そして、そこに至るまでの半兵衛の心情や絶望と長江さんの演技に引きこまれ、周りの人たちがすすり泣いている中、私も目が離せず瞬きも忘れて見入っていました。力をなくし、櫓から落ちる半兵衛の後を追うほたる。暗転で照明が落とされ瞬きをした瞬間、目からボロボロと涙がこぼれ落ちたことに自分で衝撃でした。舞台を見に行って泣いたのは初めてでした。ワンダースクリーンとイリュージョン。命をかけた変化。桜が舞う安土。儚くも美しい演出。すごいものを見せてもらいました……!

あと、もう一人。信行です。信行のシーン自体は少なめですが、兄弟の話はしっかりあります。ラストまできれいな流れで見ることができますし、ほたるとの絡みもあります。最後は遠くから百地とほたるで見送っているのがね……師匠が見送ってるのがいいですね。

夢灯りでは、ゲームの音楽をそのまま使っていました。このあたりも前作との違いですね。と、思っていたら、クライマックスの半兵衛のあやつる野犬との戦いで、前作の開演時に流れていた曲が流れて「おっ!」となりました。ちなみに野犬と戦います。すごくかっこいいバトルですが、相手は野犬です。そのままです。そのまま過ぎてちょっとびっくりと共に笑いも出てしまった。でも、野犬が強いし動きが凄い! アンサンブルの皆さん、お疲れさまです! あと、信長様の布団がめちゃめちゃ赤くて笑った。鮮やか~。

前作からのキャストさんたちをまた見ることができて、本当に嬉しかったです。全然変わらずだった。そして、夢灯りが見られると思っていなかったので、楽しかった! 本当に楽しかった!新宿に夢の灯りがともったんだね~。