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花火ノート

オタク女の独りアーカイブ

「百花百狼」が面白かったので感想とか。その1(ネタバレなし)

百花百狼
百花百狼~戦国忍法帖~ - PS Vita

百花百狼~戦国忍法帖~ - PS Vita

 

くのいちが主人公のゲームが出る。その情報だけで、またしても予約をしてしまったのだ。一応、サイトオープン時に店舗特典やキャラ紹介は見に行った。主人公の上野槐がとても可愛らしい見た目だったし、攻略対象をさっくり見た感じでは服部半蔵が好みだったので、それだけで予約から入金まで鮮やかな流れで完了させた。

しかし、クソゲー連発メーカーだったことを振り込み完了後に知り「まじか!?」と3分ほど頭を抱えたが、特に後悔はなかった。店舗特典がいい感じに散り散りだったので、そっちで悩んだ。ここまでが昨冬の話。

※システム周り、前半共通パートに関するストーリーやキャラクターについて触れています。後半の個別ルートのネタバレはありません。

 

フルコンプしたので感想を書きました。

とても面白かったです!

ただ、面白かったんだけど、「個人的には」と脚注をつけたい感じです。ストーリーや登場キャラは大変好みでしたが、いろいろ思うところも多かったゲームでした。くのいち、というか忍びの女の子が主人公のゲームは中々ないので、素敵なイラストを見た瞬間に買うことが決定していたくらいだったので、内容は二の次だったし、よっぽどのクソゲーじゃなければ良いかな……と失礼なくらいハードルは下げていました。本当に申し訳ないと今は思います。服部半蔵が良かったんですよ。

服部半蔵が良かったんですよ。  

半蔵が登場する限り、このゲームを追い続けることにしたんですよ。だからこの作品がどんな状態に陥っても、私は半蔵のために目をつぶれますから!! FDとかドラマCDとか出ないかな、とぼんやりしています。

 

ここから作品全体の感想です。 ゲームのキャッチフレーズが「この世でいちばん哀しい戦いが始まる」でしたが、これがハードルを上げてしまった感じがしますね。いや、悲しく儚い忍びという存在の宿命感もありましたが……ストーリーの感想はその2で一緒に描きたいと思います。感想なので、本当に個人的に気になったところの羅列なので参考までにどうぞ。

 

エンディングの種類ですが、ハッピー1つ・バッド1つです。ノーマルエンドはありません。好感度を上げないとラストでバッドになります。一つ選択肢を間違った状態だとハッピーに進んだので、個別に入ったら全然あげないデータを作っておくと良いです。セーブはたくさんできるので、気になったらどんどん残しておくと良いかもです。クイックセーブもありますが、私はしょっちゅうロードとセーブを間違えるので使いませんでした。

 

【良かったところ・お気に入りポイント】

・主人公が可愛い 甲賀の里で育てられたお嬢様。初任務のために頑張って修行をしたり術の習得に励んだり可愛い。でも弱いし足手まといと言われるし、実際に足を引っ張ってしまうルートがあったり、うじうじ悩んじゃったりと、苦手に感じる方もいると思います。忍びだけど考えが甘いのはどうなのかなって思うところもあるのですが、あんまり屈強な忍びだと逆に乙女ゲームにならないし、バリバリ任務をこなしてしまうと男性陣の立場がねえな……ってなってしまうので、「10代の恋する女の子」との兼ね合いとしてはこのくらいでいいのかも。主人公という立場上、おいしいシーンを持っていってしまってましたが。私個人としてはそんなに気にならなかったし、可愛いし頑張ってるし変なことを言ったりしないしで、好きな主人公でした!可愛いじゃないのー!!160cm未満なところも萌えポイントだった。立ち絵もかわいい。画面に出てきて戦うのも嬉しかった。第3者視点で見ているので、全然気にならなかったです。

・攻略対象・サブキャラが皆良かった 共通ルートは皆で任務にあたるので、隠れ家でわいわい過ごしてしているのですが、それがとても楽しかった!半蔵や五右衛門もちょくちょく登場するし、月下丸と黒雪の兄弟の掛け合いも面白い。皆をまとめる蝶治郎の兄様ぶりにもニヤリとしました。攻略キャラに、やる気あんのかてめえ的なハイパーロン毛キャラがいなかったのも高得点。年齢や見た目もバラバラで楽しかったです。最初しか出てこないのかな? って思った霞もちゃんと加わるし、伽羅の背伸びした女の子なところも良い。猿之介が凄く好きだ……なんでサブキャラなの!武器がバルログだったけどww主人公を取り巻く人たち、みんな好きです。家康が美人で素晴らしかった……半蔵をたしなめるときに「はーんぞう」って感じで呼びかける声にときめいてしまいました…!!槐にも優しくて助けてくれたしね。

・音楽が良かった 穏やかな曲から軽快な曲まで聴いていて楽しかったんだけど、特に良かったのは戦闘シーンや重要どころでかかる曲。かっこいいし燃える曲調で戦意高揚する感じがいい!サントラが欲しいなと思ったくらいでした!数曲あったし、じっくり聴きたいわー。

・ゲームの長さが丁度いい ちょっと個別の長さの話もします。 私のプレイでは1人目が10時間くらい、2人目からは7~8時間くらいでした*1。1人目はストーリー自体も初見なので、ボイスも聴いてじっくり遊びましたが、2人目以降の共通は基本的にボイスは聴きたいところだけにしつつも、スキップはしませんでした(プレイしていくうちに苦手なシーンが出来てしまったので、3人目からその部分だけスキップ使いました)。あんまりたらたら遊びたくないし、終わったらおまけの回想で好きなシーンを繰り返し見たりするので、程よい長さが好きなので合ってました。FD前提のような作りだと困るけど、この作品はもう少し続きが見たいなと思える本編の長さでした。ただ、一部の攻略キャラが短く感じてしまったのと(短いというか、そう感じさるシナリオだった)、クリア後に見ることができるボーナスシナリオを別に用意したのは疑問です。おまけらしい、そのほうが合っているエピソードもありましたが、そのまま本編に入れておけばいいのになあ、と思った話もあったので……うーん。ボーナスシナリオ自体はとても良かったです。特に五右衛門の話が好きです。ふふってなりました。特定のキャラのみ攻略したい方には短く感じると思いますが、フルコンプを目指す方には丁度いいのではと思いました。

 

【不満なところ・がっがりポイント】

・ストーリーのちょっとしたことが気になる。 わいわいが楽しいということは、逆にいうと緊張感に欠けるわけです。京の都に来ているのに、街のど真ん中で任務の話をして注意されたりしてピクニック感覚か? と心配になりました。キャラ達の雰囲気や言葉遣いにも現代風の呑気さがあり、忍び特有の影で生きる軍団……というより忍びという家族だなって感じでした。キャラ設定にも綻びがあり、料理や家事が苦手なキャラが女中として潜入捜査をしていたのは若干無理があったと思います。えええー大丈夫なの!? みたいな……。主人公主導でストーリーが進み、それで後半の流れに繋がるのもあって、若干都合よく進んでいくように感じるかもしれません。全然、容認範囲ではありますが。あ、別に半蔵うんぬんだからじゃないですよ。槐かわいいし(好きなので甘目)。

・セリフを全部回収しないと回想がみられない。 1人目をクリアして、もう一度みたいなうふふとおまけに特攻したら、回想が全然埋まっていなくてビックリしました。「何これ……回想どうなってんの」と一人戸惑っていたら、脇にいた妹に「相手からしたら全然思い入れなかったんじゃないの?」と言われ、ピギャーとなってました。「お前しかいない」って言ってくれたじゃない!! あれ嘘だったの……!? それはさておき、選択肢を回収し、それによって変更・追加されるセリフをすべて見ておかないと回想が出ない仕様でした。そうだったのか……。セーブデータを大量に残していたので、攻略キャラの回想はすぐに埋まりましたが、共通は一度では埋まらないです。ちょっと分岐するしね。すべて埋まった今となっては、どうってことない話なのですが、この仕様はあまり好きではないので、書いておきました。あと、クリア後タイトルに戻った時に聴くことができるボイスは回想から聴けなかったので、プレイデータを取っておくと良いです。

・おまけでBGMが聴けない。 BGMがとても良かったので、じっくり聴きたいし曲のタイトルも知りたいなとおまけを開いたものの、BGM集はありませんでした。残念。エンドロールの動画はあるよ。

※現在、サントラが配信されています!買いました!

用語集がほしかった。 重要な言葉にはセリフで説明があったので、本編の中で見られなくてもいいんだけど、時代劇だし忍術もいろいろ出てきたので、おまけで用語集や辞典があったらうれしかった。時代物だと乙女ゲームに限らず一般ゲームにもあるし、その作品ならではの解釈や説明になっていることもあったりで、このゲームでも読んでみたかった。時代劇に慣れていない人にもあったらいいと思うんだけど。あと登場した忍術の一覧や説明も見たかった。「具留具留の術」という忍法があって、笑ってしまったし。何かもちょっと別の名前がなかったものか。笑。

・猿之介と家康を攻略したかった 攻略対象が5人しかいなかったので、隠しはいないかな……と上記の2人に期待しましたが、対象外でした。攻略したかったです!!!進めていくと猿之介を攻略キャラにするのは難しいかな?って印象になってしまいましたが、家康はダメだろうか?どうにかならないだろうか……と思ってしまうくらい素敵なキャラでした。脇キャラだから良く見えたのかもしれないけれど、捨てがたいなと思いました。

 

【まとめ】 戦闘シーンも多めで、熱い展開もあります。忍びの世界なので悲しく切ないエピソードもあります。忍びやそれらを取り巻く世界観がお好きな方にはおススメしたいです。攻略対象も皆良かったので、気になるキャラがいたら是非とも!私は半蔵が好きです。何度でも言う、半蔵が好きです。百花百狼はとても好きな作品になりました。

 

 

*1:共通含めてざっくりと