読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

花火ノート

オタク女の独りアーカイブ

「剣が君 for V」が面白かったので感想とか。その2(ネタバレ有り)

剣が君

その2なので、ネタバレ込みのキャラクターの感想です。商品紹介の下にガツッとしたためました。その前に後章の話でも。エンディングについてざっくり書いているので、何も知らない状態で遊びたい!という方は読まないでくださいね~

 

一人のキャラで4つのエンディングが用意されています。甘くて幸せなものから絶望に包まれたものまで網羅されており、しかもあまりネタ被りもしていないかな、と思います。同じような状況になるパターンもありますが、そのキャラの性格だったり香夜との関係性の違いもあってラストの印象もだいぶ変わるから面白いです。

ざっくり分けると君ルートが恋愛重視の幸せなもの、剣ルートが攻略対象が己の道に突き進むもの、という感じです。祝言を挙げ幸せに生きるものから今生の別れになるものまで多彩です。キャラによっては剣側にハッピーエンドと取れるものがある場合があります。必ずハッピーエンドなのが幸魂、という感じでしょうか。でも、このゲームの面白いところは悲恋や別れになっている悲しいエンディングが「バッドエンド」扱いになっていないこと。4つとも同等の結末として扱われてており、全てにきっちり後日談が用意されているのです。あくまでもプレイヤーがどうとるか…って感じでしょうか。攻略対象と死に別れるものや香夜自身が死んでしまうものまでしっかりと描かれるので、衝撃すぎて一睡もできなかったエンディングがありました…。ゲームでわんわん泣いたのって初めてか…?というくらいの話もありました。悲しい結末なのに後日談の後日談見たいんですけど…な話もありました。もちろんハッピーエンドな話はどれも良いですね。でれでれ。

 

感想は攻略順に書きました。

螢→縁→左京→実彰→鈴懸→九十九丸です。

 

私はバラバラに見ていくのではなくて一人ずつ完全攻略していきました。一つエンディングを見たらそのまま後日談を見て次のエンディングをみる…で4つ見ました。1周目から攻略できないキャラはいないようなのでお好きな順で。キャラによっては他のキャラのネタバレっぽいシーンがあったりもしますが。一番最後に見るエンディングは九十九丸の幸魂(ていうか後日談)・螢の奇魂がいいかなと思うのですが、このゲーム的には左京の和魂がおススメです。私は思いっきり途中で見てしまったのですが、この結末を見たときにおおおーと心の中で叫びました。エンディングのバリエーションが多くて、キャラごとに設定を踏まえたものになっていて感動しました。キャラの着替えも多くて幸せなルートだと香夜が攻略対象に合わせて着替えるのも見ていて楽しかったです。相手の好みを反映させてる感じがすごく良かったです。幸せなものがやっぱり良いですねえ。

 

ここからネタバレの感想です。とても長くなってしまったので、お手隙の際にでも読んでください…。 ※5/4ちょっと追記しました。

剣が君 for V 通常版 - PS Vita

剣が君 for V 通常版 - PS Vita

 

 

螢(幸→荒→奇→和) まだVitaの移植の話など全く出ていない時にPC版のサイトを眺め「どのおのこが良いかな~」と見ていた時に、一番気になったキャラでした。褐色肌で金髪や銀髪や白髪なキャラが好きなので、見た目が好みだったというわけです。声を担当されている方は良く乙女ゲーに出ている方だな、くらいの認識ではなく聴いたこともありませんでした。螢というキャラを通して初めて聴いたのですが、少年っぽい幼さが感じられるかっこいいイケボですね…!初っ端から長屋の親子を助けるために、しかも娘が借金のかたに売られそうになるの阻止するために花嫁行列の護衛になったという一連の流れに「な…なにィ!!」と独り画面に叫びそうになるのを抑えました。のちに誰も悲しい思いはしてほしくないと頑張りすぎてる行動だったと分かるわけですが、この時点でこの長屋の娘さんの三角関係になるのかと不安になっていた(なかったが)。ツンデレで横を向きながら照れたりするのが可愛くてニヤリとしていました。香夜とのケンカップルぶりが可愛くてニヤニヤが止まりませんでした。駿府での散策で枝に絡まってしまった香夜の髪をほどくスチルが最高に少女漫画で、いい年してとても好きなシチュエーションだったので何度も見てました。ぎゃー。豆が苦手みたいだけど醤油とか味噌は大丈夫なのだろうか?原型がダメなのかな。だんだん笑った顔が見られるようになるんだけどこの顔が、とても優しい顔でツンツンしている時の落差が素晴らしい…おばあちゃんっこ可愛い。角が露わになってしまったスチルなど、内面が見えるときはちょっと幼くなる印象があるなあ。螢は1周目ということで始めてみるエンディングはルートを気にせずに選択したものを見ました。幸魂から見たのですが鬼族である自分と一緒になることを香夜の父に認めてもらうために、山吹を千本探して帰ってくるんだけどスチルがとても綺麗で無理難題をこなしてくるヒーローはカッコいいですね!!そして、鬼族の装束を着た螢がとてもかっこ良くて、香夜も螢に合わせて割と露出気味の服装になったことには驚きました。可愛いんだけどキャーってなりました。あと爪はマニキュア的なものなのだろうか?香夜も塗ってるよね…?きびだんごって吉備国からきているんだね(今更)。後日談のラブラブぶりを見てからの荒魂が本当に衝撃的でした。正体が周知になっても屈せず一番刀となって童子切を授かり鬼族の帯刀もゆるされて、香夜の元に向かおうとした道中で助けた鬼族の男と花魁に逆に刺されるとかね…愛する人の元へ向かおうとしているところで…ってのが私ダメなんだよおお。血まみれになっても香夜の元へ行こうとする螢が辛すぎて…と次の瞬間、剣側のエンディングテーマが流れて…これが切なくてシンクロして感極まってわんわん泣いてしまいました。許さない…私はお前らを許さないからな!!!!!!!!!!!!!!!絶対幸せになれないからなお前ら絶許!!!!!!!!なので、無事に再会できて鬼族として江戸で生きていく奇魂は本当に嬉しかった!しかも、大団円って!みんなに祝ってもらって嬉しいな。後日談も含めてまわりの皆に心配してもらっているのね。じゃあ和魂は何を見られるのかな~って…父に認められなくて秘密の手紙のやり取りからの駆け落ち!!しかも後日談での追い討ちが辛い…おおお一緒に居られるけどこんなに辛いなんて。おばあちゃんもおじいちゃんと江戸を脱出したのかな…すごく心配になったものです。無事に吉備国にたどり着く後日談が見たいです。他のキャラのルートになると、御用聞きとして助けてくれたり世話焼いてくれたりでしたね。子分のかむろが可愛かった…!螢もいつか「神降ろし」をするのかな。

 

縁(荒→奇→和→幸) 中の人も含めて全然好みではありませんでした、正直。赤いなくらいにしか思ってませんでした。すみません。しかも序章のキャラ紹介では飲んだくれているし…花嫁行列で鈴懸に「縁のぽつぽつ」と言われたところで思わず声を出して笑った。ムードメーカーでチャラチャラしてるなあ…と思いつつも、どこか影ある不思議な雰囲気だなと思っていました。妖怪と対峙しても刀を抜かないし、鈴懸と九十九丸が縁の刀を抜こうとしてもダメだったり体に傷がいっぱいあったり…ていうか縁だけじゃないんだけど温泉のシーンは驚いて部屋中を歩き回ったね。レイティ―――ング!!優しいけれどイマイチ何者か分からない縁もルートに入ったら途端にいろんな謎やら素性やらが出てきて一気に引き込まれました。いつも酔っぱらってるから分からないよね、この人。実は一番刀になったことがあって、愛刀が三日月宗近!!フォー!天下五剣に選ばれて「神降ろし」という業を成し遂げていなくて、夜に秘かに懸命に努力してたっていうのがね…もうこの人、過去に辛い思いをしていて、隠れて頑張ってて表ではわざと軟派な酔っぱらいのふりして笑ってて…上様の養子ってまさか身分違いの恋!!その前にも正体が分からなくて好きだけど信用できない状態ってのも良かったなあ…飛び込んでいけないっていうか。正体が分かってさらに大変なんだけど。身を引こうとする香夜にガツガツやってくる諦めない男…すごく年上の公家とお見合いしなきゃいけなくなって「私だって年増は嫌ですと言った」柳生三厳に笑った。私はお前も攻略したかった。あと上様もな。上様こと家光がかっこ良かった…この人くせ者なのかと思ったら懐の深い人だったのよね…他のキャラのルートでもだけどさ。あ、話がそれました。縁に抱きしめられているのに悲しい顔をしている香夜が不憫で仕方がなかった。螢をふまえて荒魂から見たわけですが、江戸を守って死んでしまう悲しいルートだったのに縁がかっこ良かった…!ずっとできなかった神降ろしをして、常世への道を塞ぎ愛する香夜の腕の中で息絶えていくっていう…ううう。悲しいんだけど、神降ろしをしている縁のスチルがほんっっっとうにかっこいい。奇魂では駿府の一番刀・鼓との一騎打ち。恋人を失ってしまっている鼓と愛する香夜の元に帰ろうとする縁…記憶が無くなってしまう結末はすごく辛いのに、愛していた気持ちが残っていて香夜との関係が分からないのに会いに来てしまう縁が切なくて後日談の後日談が見たくてたまらない話でした。すごく好み…真面目な好青年の縁なのも好きだったり…。剣に生きるのが彼らしいのかな。君側になると三日月宗近を投げて逃げちゃうんだもん…!!和魂だと螢の家に転がり込んでて螢が可哀想である…チャラ男のままなんだけど、後日談みるとちょっとずつ一人で生活していこうとしてて良いのかなあ…飲んだくれているしなあ。幸魂だとさらに農民になるという…香夜のお父ちゃんともども移住…でも後日談がとても好きでした。頑張ってるなあと思いつつ江戸城の皆がこっそり助けていて、心配なのね…秋には江戸はサツマイモがあふれるのかな。買ったけど預けたままの着物はどうなったのかなと思います。どこかのルートで回収してほしかったな。半蔵がちょこちょこ出てきてくれるのが嬉しかった。剣側だと女性としての一面が見られるのが好きです。他のキャラルートでも飲んだくれてるんだけど、助けてくれたり仲を取り持ってくれたり飲んだくれたりしていて。九十九丸の和魂の香夜の死ですごく悲しんでくれていて…良い奴だな、縁。…思えば中の人がやってたグラチェス(覇王大系リューナイト)が好きだったわね…子どもの頃…。クリアしてから前章を見ると三厳の気苦労ぶりがよく分かるな。

 

鷺原左京(荒→奇→和→幸) ものすごい美人。実は女ですとか言ってきたらどうしようと思っていた。付いているのか不安になるくらいの美丈夫。ちゃんと皆とお風呂に入ってた★でも暗黒面堕ちかけという二面性の強いキャラで愛刀の蛍丸で斬りまくる…ええ!?蛍丸!!繊細で話し方もしぐさも美しい。中の人はBASARAの幸村しか分からなくて、こんなにしっとりしているキャラもできるのかと…わあ。クリア後の特典「人物詳細」で自分の容姿については上手く利用しているみたいと言っていて、イラストがそんな感じに見えるってことではなくて女性のような美人設定なんだなと感心しました。香夜にも優しいけれどどこか突き放している感じがありましたねえ…。ルートに入って怪我をしてしまった左京を香夜が部屋でこっそり匿うんだけど、父親にばれなかったのが不思議である…ラッキースケベなシーンまであるし!!ぎゃー!突き放しているつもりでも隣りの子どもの矢ノ彦に文字を教えたりして面倒見がいいのが面白い。花嫁行列でも鈴懸の面倒を見てたしね。突き放すつもりで香夜に迫って、でもそれがばれていたりして。際どくてドキドキするシーンが多かったなあ~こんな顔でも私は男なんですよ!って何回も言ってたしね。左京は剣と君のルートの差が壮絶すぎた…。鬼族に両親と身重の姉を殺されているという仇討の浪人だったわけですが、縁の荒は寂しかったけどかっこ良かったし…と思っていたら蛍丸捨てて妖刀の村正を手に人を斬りまくって矢ノ彦まで斬ってしまうことが辛かった…他の五人が集まって止めようとしてくれるんだけど結局、香夜を殺してしまって自責の念にかられて自ら命を絶ってしまう。さらに常夜で想いが通じ合ったと思ったら左京は地獄へ…離れたくない香夜は一緒に地獄へ堕ちていく…本当に衝撃的でした。左京も言ってるんですが、地獄に落ちて永遠の苦しみの中でいなくてはいけないのに甘美に感じてしまうという…凄い結末でした…奇魂でもやっぱり悲しい別れ…こっちも自責の念だけど自分でけじめをつけていったのかな。捨ててしまった蛍丸に申し訳なく思っているしね。後日談で左京のあとを追おうとする香夜がほんともう…ほんの一瞬だけど現世に戻ってきた左京に「生き続けて欲しい」との願いに…わああー!左京の剣は泣きっぱなしでした。なので、君側が甘いこと甘いこと…敵討ちを果たそうとするが一対多数でピンチの左京…そこに駆けつける五人…何だこのアツい展開はあああああああ!!!!少年漫画か!?そして、和魂では鷺原家の復興を果たすことに。一緒に山城国に行くことになるのですが…まさかの本物の花嫁行列になるという!!!しかも護衛が五人で前章の再現!凄いなあ~しかも香夜の立ち絵も前章の花嫁姿と違うの。細かなところで凝っていてすごい…感動もつかの間、後日談でまさかの参勤交代って…江戸で子ども(超かわいい)と暮らしている香夜…何これ辛い。でも江戸に来た左京と再会して幸せそうだから良いのかな。和魂の左京が美人過ぎて凄い。何この美人夫婦。幸魂で江戸に住んで寺子屋をひらく夢をかなえようとするのも面白いです。無事に仇討ちをはたして、新しい生き方を探していくのも一つの結末として見られるのも良いですね。天下五剣を作った天国の流れを汲む家柄という設定もなるほどなと思いました。

 

黒羽実彰(荒→奇→和→幸) 螢と共に見た目が気になっていたキャラです。鈴懸に「おじさん」呼ばわりされているけど、最初から何だか達観しているし、隠居することばかり考えているから中身は割とおじさんかもしれない。でもこんなハーフのイケメンがおじさんだったら私は何なのか…。鬼族とバリバリ戦って剣豪ぶりが凄かったけど、すでに一番刀にしかも三度もなっていたという設定に驚きました。隠れキリシタンで幕府の人間にはばれているけど服に十字架が描かれていたし、元々隠す気ないんじゃないのか大丈夫か。ていうか、途中で周知になって大問題にでもなるのかと思っていた…なかったが。ハバキ憑きがかわいくて香夜が「ハバキちゃん」って呼んでて和んだ。2人の仲を取り持ってくれる感じも良かったですね。結果的に押し倒す的なものになったけど!!襲って突き放す左京と違って全体的に消極的ですね。薙刀を頑張ってる香夜に手解きをしているスチルが好きです。香夜の姿も可愛いよね。何の罪もない人を斬ってしまったことを悔やんでいたけれど、それが友人のお松ちゃんの姉だったことに驚きました。大好きな姉の敵討ちのために薙刀に打ち込んでいたお松。そして生き別れた父と亡き母と教えとしてキリシタンの自分が在るという実彰。それぞれの想いが交錯して辛くとも皆それぞれ結論を出していくのが良いですね。荒魂から見たのですが、剣の道を生きることで幕府に利用されても香夜の住む江戸を守ろうという決意が悲しいです…しかも後日談で別れてしまうし寂しい。でもこのルートが捨てきれないのは「香夜のために剣を振るう」と明言しているのが実彰だけなんだもの!!ほかのキャラは己のために、皆のためにって感じで、このゲームにある「身命と等しき、この剣君が為に振るう。」をちゃんと身をもって呈したのは実彰だけだと思うの。奇魂でもそうだし。刀を使うことに躊躇っていただけあり大典太の「神降ろし」を成し遂げてなかったんだね。やっぱり「神降ろし」をしている姿がとてもかっこいい!!剣に生きる姿に惚れ惚れするな。後日談で香夜とハバキ憑きの会話があるのが良かったです(実彰の死をあっさり受け入れすぎな気もするけど…)。君ルートで一番驚いたのは香夜の父の再婚ですね。お父ちゃんにも結構いろいろあるな…でもこれがあったからかもしれないけど、幸魂で駆け落ちしてしまうラストは螢の和魂の寂しさのようなものはあまりなかったかも。やっぱり長崎の方に行ったのかな?途中駿府にもよっていたし、後日談で手紙を出したいと言っていたしな。出しても大丈夫なのかなと内心ヒヤヒヤするけど。個人的には和魂の方が好みかもです。全然別の生き方もできるのだな、と面白く感じます。根も真面目だからお店も繁盛するのだろうなあ~ムッツリだが。店を広げるとか父ちゃんもやり手だな…。他キャラのルートだといろんな形で出てきて面白かったです。最初に螢で見たので、ラッキースケベなあとに山吹摘みの手伝いしてくれてて笑った。あと、九十九丸ルートでたけのこ掘っているだけで全く絡んでこなくて吹いた。実彰おもしろい。

 

鈴懸(荒→奇→和→幸) 攻略して大丈夫かなと不安になったキャラ。限定盤についていた小冊子をみたら一八歳だから大丈夫だね!それよりも性格が人懐っこくて純粋だから…そのさ…恋愛できるのかな!って思っていました。花嫁行列でも天真爛漫ぶりを炸裂させていて可愛かったです。医師の役割もあったせいか香夜のことを心配してくれていましたね。と思いきや短刀を自在に操るし、右目が隠れる立ち絵がちょっと病んでいるように見えたので、そのうちヤンデレとかになるのかな?と予想したものの最後まで白い少年でした。それでもいきなり江戸城に乗り込んでいくにはどうかと思いました…カルラはちゃんと教えなかったのかよ!でも初めての子育てだったんだよね…カルラも。マダラとハチモクがとっても可愛くて、マダラお腹冷えないかなって心配していました。マダラがツンデレな感じでニヤリとしていました。鈴懸が純真なぶん、周りの人が暗黒面に堕ちるという…辛いなこれ。数珠丸と鈴懸の関係性がちょっと唐突な気もしましたが、ほかのキャラと違った感じで天下五剣と接触があるのが興味深いですね。妖怪と一緒に暮らしてきたのもあって、皆が幸せに暮らせる世を…と心から思っていてぶれないし、香夜を好きになって嫉妬したり気持ちに向き合ったりしてだんだん人間味を帯びてくるのが良かったです。江戸城で上様に会っちゃうところで一瞬ダメかもって思ったんだけど、鈴懸の生い立ちや想いや考えが分かってきたら一気に感情移入できました。香夜の家を手伝っている九十九丸に嫉妬してるんだけど、それが分からなくて悩む鈴懸が可愛い…!香夜大好き!って抱きついてくる天然っぷりが無邪気だな。ギャー☆荒魂は実彰とちょっと似ているところもあるんだけど、自分の理想の世の中を作りたいと思って頑張ってる鈴懸と現実はそうはいかないんだよっていう差が垣間見えて…いつか香夜とも会えなくなっていくのかな。鈴懸を諭す家光が良いですね。一瞬側室エンドが脳裏をよぎったけどそれはさすがに無かったか…!奇魂で志半ばで死んでしまって、最後に一度だけ会えるのもね~もー鈴懸だから余計切ないなあ。他のキャラと違って忠長の息子・長七郎をかくまったり、鈴懸の故郷・高尾山に連れて行ったりします。基本的に長七郎は不憫な扱いなので、人の世からは切り離されるけど山の中でのびのび生きていけるのは良いのかもしれませんね。和魂だと鈴懸と共に高尾山で暮らすことになって鈴懸と香夜の姿がちょっと天狗とかを意識した感じに変わるのが可愛い…香夜がお腹出してるよー!長七郎を連れ戻しに来た徳川の侍も大変だなあ~ここ高野山だぜ…あれ?こ…高尾山だー!!和魂の後日談を見るまで鈴懸は高野山から来たと思ってました(白目)。なので香夜も覚悟して遠くに行ったんだなあと思っていた…ちゃんと読めよ!!!そんなわけで、幸魂の江戸でお医者さんをする鈴懸と手伝っている香夜が好きです。鈴懸が来ている服がジャージみたいで可愛いよね。緑色が似合うなあ。だんだん江戸の町にも慣れていい町医者になれるんじゃないかなと思います。他のキャラルートだと医者として助けてくれることが多くて和みました。縁を助けてくれたりね。友人として香夜とずっと仲良くしてくれそうでこれはこれで有りな感じです。

 

九十九丸(奇→荒→和→幸) 真っ黒な見た目のわりにメインヒーローとして描かれていることが多かったので、思い切って最後にしてみました。食いしん坊キャラなのに顔が青白くて、妖怪と対峙すれば向こうから逃げていくし何者なんだろうなあ、と思いつつも全然読めないキャラでした。キャラ設定見ると二十歳とある割に何だか幼いし、病気なのかなと思っていた。ういろうを持ってきてくれるし、おにぎりを頬張っているスチルは可愛いし、温和な性格でほのぼのしているキャラなので、秘密が分かった時はとても驚きました。そして、メインビジュアルになっているのも納得しました。天海がヤバイ人だと思っていたらいい人だった。基本みんな良い人だな。あ、でも縁の兄上は最初に見たのが螢でだったのでちょっと凹む。病弱でいろいろもどかしく生きてるんだろうけど。荒魂が彼らしくていいと見たので先に奇魂から見たのですが、後日談がめっちゃくちゃ落ち込みました…全キャラのエンディングの中で一番苦手かもです。なるべくならもう見たくないな…九十九丸自身が終わらせるのが話的にも最後の残された良心だったのかなと思う…それだけが救いでした。残された香夜は全然救われてませんが…なので荒魂は九十九丸の考えとかこれからの事とか恋愛観とか、とても良かったです。中庭のシーンがとても美しくて、でもちょっと悲しくて大好きです。後日談で霊場を回って無事に帰ってきてくれるのも良かったです。うるっとするね。剣取りに重点を置いていた剣ルートと変わって君ルートでは「失われた自分」を求めて香夜と共に故郷に帰りました。ご褒美の「人物詳細」を開くと最初に九十九丸が表示されるんだけど、その姿がいなかっぺ感が凄くて笑ってしまうのですが(すみません)その故郷!!師匠がイケメンで驚いた…師匠は人物詳細にいなくてしょぼーん。九十九丸の父が一番刀になって鬼丸国綱を授かり、自分の命を差し出して死んだ九十九丸を生き返らせていたという…生娘じゃなくてもいいんかい。常世の神マレビトと共存することで生き長らえてい状態。和魂では死んでしまう九十九丸と、魅入られてしまった香夜が常世で愛し合う姿は享楽的でもあって瞳の色が変わってしまっているし、九十九丸であってもう九十九丸じゃないんだろうなあ…でも個人的には好きだった…。奇魂のように現世で受け入れて破滅していく姿は辛いからなあ。幸魂でマレビトとの戦いに打ち勝って年相応の大人の姿になったときはドキドキした…!ずっと死んだ感じだった瞳が変わったり、左腕の包帯を必要としなくなったり、細かな変化にも感動した…!成長期って凄いで流していて笑った。後日談も全員出てきて、最後に見たので大団円って感じで「あーこれで最後なんだな~」と感極まったりして良いラストでした。九十九丸もおだやかに暮らしていけるんだな~ってによによしました。

 

後章は剣取り試合とその裏で起きている忠長復活の儀式を軸に進んでいきます。キャラによって係わり方がまるで違うので、儀式の部分が消化不良になっていたり、剣取り試合が疎かになったりで、まあそれはしょうがないのかなと思いますが常世の扉が開きっぱなしなんじゃないの…?状態のものがあっていいのだろうかと不安になりました。鼓と七重の行く末も悲しいものも多いし、皆の前で生娘じゃないと告白して死んでいく七重とか…辛いですね。特に螢の幸魂のラストで幸せな二人を見られるのでそのあとに辛いものばっかで…ぐおおお。脇キャラも攻略対象によって、状況が結構変わりますね。似たようなエンディングもキャラの性格や状況で変わるし、ボリュームもあってプレイしていて楽しかったです。

それから、剣が君を遊んで思ったことなんですけど、地獄って怖いところなんだよね。左京や九十九丸のルートで常世でいろいろあるわけだけど、生きている人間がたどりつくことはない場所でさ。神様や地獄が題材のギャグやコメディが増えたから忘れていたよ。子どもの時には教育テレビの人形劇で「蜘蛛の糸」を見ちゃった時の衝撃を思い出した。命ある者はいつか死を迎え、咎人は地獄に堕ちる。そして永遠の苦しみをあたえられる。人形劇のオープニングで鬼に蹴られボコボコと沸き立つ池のような場所に落ちていく人間の劇画タッチのイラストがバーンと出て、どこからか湧き上がる抑えようもない恐怖に襲われてその日はぼんやりしていたと思う。人形劇の話が頭に入らなくて、蜘蛛の糸の話そのものを知ったのはだいぶ後からでした。地獄はおどろおどろしい逃れられない永遠の苦痛と恐怖が与えられる場所なのだと、剣が君をプレイして思い出しました。そのくらい救いのないように描写されていました。凄いなあ。

 

キャラ達がしっかり天下五剣に係わっているので、攻略対象は増やせないですね。上様や三厳や半蔵とか攻略したいなあ…。後日談もしっかり入っていたからFDもないかなあ。メインテーマの「剣が君」が本当に大好きで後半の盛り上がりで鳥肌が立ってしょうがないね…!さっそくCDをガツガツ注文しました。限定版のCDを聴いて待っています。6人のわあわあした掛け合いがすごく好きだ…九十九丸の「美味い」のあとの螢のツッコミで毎回笑う。ゲームを起動するとおみくじが引けるのですが、誕生日だとお祝いもあるんですね!ゲームの発売直後に螢の誕生日があったので驚きました!次は誰だろう?忘れないで見よう!

 

まだまだ書きたいけど、ここまで!久々に泣いたり笑ったり、萌えたり燃えたり本当に楽しいゲームでした!今後も展開があるか分かりませんが、これからも追っていきたいです。