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花火ノート

オタク女の独りアーカイブ

「下天の華」が面白かったので感想とか。

下天の華 - PSP

下天の華 - PSP

 

今年に入ってから「戦国無双 chronicle 2nd」を遊びつつも、発売を指折り数えて待っているゲームがあった。  

コーエーテクモから発売された乙女ゲーム「下天の華」だ。 攻略対象キャラを含む、ほとんどのエンディングを見たので感想を書こうと思う。 とりあえず一言。

 

面白かった!

 

くノ一の主人公、ほたるが安土に潜入して戦国武将たちとのデンジャラスラブ(←公式)に明け暮れる物語。これを見た瞬間予約しちゃったね。信長の野望30周年記念だって!野望が30周年というところに突っ込んでいいものか悩むところだが、ともかく公式で予約したのだ。

乙女ゲームは久しぶりだ。SFCアンジェリーク以来だ。いつだよ。しかもアンジェリークはほぼ発売日に買ったのだ。きっかけは当時愛読していたゲーム雑誌の新作紹介コーナーのすみにひっそり載せられていた記事を読んだこと。女の子のためのゲームとのことで購入。守護聖たちをたぶらかし、ひたすら女王になっていた。そして、飽きはじめたころ、最初は売れていなかったアンジェリークが口コミで話題となっていた。そこで初めて知ったのだ。女王にならなくていいのだと。律儀に毎回女王になるか、ロザリアの補佐になっていたのだ。しかし、小学生だった私は飽きていた。別に好きなキャラもいなかったので、誰かとラブラブエンディングを迎えることもなかった。※もしかしたら迎えたかもしれないが覚えていない。何せ昔のことでな。

 

そんな訳で十数年ぶりの乙女ゲームなのです。「乙女ゲーム」なんていう一大ジャンルが出来てるのも凄いね。オタクだから知ってたけど、それにしてもSNSまで広がって、凄いことになってる(CMはやめてほしい……)。

そんな訳で感想。 まず、話に無理がない。破たんしていない。任期が1か月という短さもあってか、ツッコむところはなかったです。乙女ゲームの世界観に史実をうまく取り入れていると思います。光秀のあの有名なセリフをここで使うかー!と感動しました(でもあのセリフって史実なのか?)。名前だけでてくる武将もちらほら。基本一本道なんだけど、キャラごとに細かく視点が変わるので、いろいろな感情や出来事が交錯しているのが分かる。どのキャラを攻略してもストーリーが変わらないので、全体的に短い印象。スキップしちゃうと1キャラ3時間もあれば終わる。戦闘も飛ばせちゃうし(好きなので飛ばさずやっているが)。内容が薄いとか詰まらないとかではなく、もっと恋愛見たかったよー遊びたかったよー!という意味です。ストーリーも1か月は短いので2~3か月あっても良かったかも。信長の野望30周年にしてはちょっとなあーとがくりとします。短い分気軽にできると思いますが、やり込みたい人はちょっとがっかりかも。ゲームの難易度は全体的に低め。良く出来てはいるけど、全体的には地味かな。他の乙女ゲーのような派手さや華やかさはちょっと少ないかも。1人のキャラだけを攻略しようとしたり、何周もしていると若干作業化するかな。バッドエンドは少し落ち込みましたよ。ギャー!  

主人公のほたるですが健気で可愛い。ウザい性格だったらどうしようかと思ったが、全然そんなことはない。外見はつり目できつそうに見えるけど、中身は可愛い女の子でした。忍びとして全うしようとしつつも、人を傷つけることに抵抗があったり、心の葛藤とか良いです。ちょっと取り乱しすぎかも?と思いつつも、時々冷静なツッコミをするのが笑える。変化を得意としているからって、地蔵やカエルに変身して潜入しようとするところとか大胆というかフリーダムで面白い。信長ルートだけで見られるの最後の変化はカッコ良かった。攻略対象キャラは皆カッコよくて良かった。一人くらい嫌いなキャラや苦手なキャラがいるかと思っていたのに、そんなこともなく楽しく恋愛(?)してしまった。恋愛の描写も一つ一つ丁寧で、少しずつ心が惹かれていくのが良かった。仲良くなって初めて笑顔を見せてくれたり、意外なことで戸惑った顔をふいに見せてきたりで、思わずニヤリとしてしまう感じ。ただし、デンジャラスラブではなかった。疑念という概念があって、疑われてるんだろうなとひしひし感じるんだけど、「危険な恋」ってほどでもなかった。選択肢をミスすると1発で正体がばれてバッドエンドとかあっても良かったかも。

 

セリフも細かくて、縁の数値によって質問の答えも変わる。夜にしかできない誘惑も、仲が良くないときに選択して疑念を持たれてしまった行動も仲良くなると大丈夫とか。即読のセリフには色が付けられるんだけど、何度か見たはずのイベントで「こんにちは、蘭丸」だけ白地で出た時は「え?」って感じだった。見てなかったのか?何気ないセリフが細かすぎる。セリフ回収率とかなくて良かった……そんなもん表示されたら、気になってしょうがないわ。この意気込みをストーリーの尺にまわしてほしかった。フルボイスって要領食うのか?フルボイスでしゃべってくれるのでつい聞き入ってしまうのですが、キャラによってはディスクの読み込み音がうるさくて聞き取れなかったです。うちのPSPがぼろかったのか?信長と百地の甘いセリフが「ギー」「ジー」という音でかき消されました……。

私の攻略順は秀吉→蘭丸→信行→光秀→家康→信長→百地でした。 乙女ゲーの知識とか全然なくて、とりあえず無難に三英傑から一番興味のない秀吉からやるべと気軽に始めたんだけど、序盤にある恋愛イベントが起きてから(秀吉ルートの肝)一気にのめり込んでしまいました。迂闊だった……すごく好きなシチュエーションだったし、それに対しての秀吉の言葉や行動がツボだった。ストーリーも全然知らない状態だったから、ドキドキハラハラだったし、無事にエンディングを見られたときには2人がラブラブになれて良かったなあ~とニヤニヤしていたものです。すごく良いキャラだったな……秀吉。全員クリアしても贔屓目に見てしまう。1周目のパワーだ。好きなキャラは取っておかないで、最初にやるべきなんだなと思いました。初見だし、主人公にも一番感情移入できる状態だと思うので。秀吉じゃないキャラが良かったとかじゃないですよ。ストーリー的に後でも良かったかもとは思いますが、秀吉のキャラとストーリーは良かった。光秀より信行を先にやったほうが良いとみたので、信行を先にやったのですが正解だったと思う。信行は途中が怖かった……最終的には救われて、敵の忍たちがいい奴だったことも分かったりして。家康は信行より後が良いかな。信行の心情を気遣う家康が見られるので。特に気になるキャラが居なければ信長は1周目にやるといいかもです。すべてにおいて王道だし、エンディングもとても萌えました!カッコよすぎ!難点は短いことかな……。メインヒーローなのに。信長は脇役に回ってもカッコ良い上司でしたね。仲を取り持ってくれたりして百地は武将ではないので、他のキャラといろいろ違うのですが師弟関係や年の差好きにはたまりませんでした!子どものほたるとの修業時代の回想がたまりません。百地ルートだとほたるが追いかける側。師匠大好き!と追いかけまくるほたるが可愛いし、エンディングが甘々でごちそうさまって感じでした……!  

ちなみに私が買ったのはトレジャーBOXでした。勢いあまって買ってしまったが、高かっただけあっていろいろ素晴らしかったです。特に原画資料集とアートカードが良かった。琥狗ハヤテ先生の原画資料集のラフがとにかくたくさん。未使用のイラストもあって、立ち絵で笑う信長とかゲーム中にも使ってほしかったな。プロのラフってきれいだね……うっとり。アートカードもニヤニヤ見てしまう。

下天の華 トレジャーBOX - PSP

下天の華 トレジャーBOX - PSP

 

乙女ゲームにはいろいろ追加したファンディスクなるものが出るそうなので、下天の華もお願いしたいです。久々に甘い世界を堪能しました。乙女ゲーム、面白いね。でも、キャラソンにはびっくりして笑ってしまった。ちゃんとキャラに合っていて良いんだけど、キャラソンは久々に聴きました。声優さんは歌も上手くなきゃいけないのね。はじめはププッて思っていたのに、今ではおまけで時々聴いてます。はまってるじゃないか。

そういえば「下天の華」と並行して相変わらず「戦国無双 chronicle 2nd」もやってましたが、声優さんがかぶっているのでちょっと落ち着きませんでした。蘭丸だか誰かが手拭いの話をしてたし。

 

【追記】2017/01/20

今なら愛蔵版が出ています~コーエーテクモの公式通販だといろいろなセットも販売しています。